こんにちは、ちびくじらです。
仮想通貨(ビットコイン)をもっている人の中には、
仮想通貨のリスク対策にハードウェアウォレット( Ledger Nano S )を購入しようか検討している
という方がいらっしゃると思います。管理人もハードウェアウォレットを購入するかどうか悩んでいた時期がありました。
そこで、このページでは、
▶ハードウェアウォレット(Ledger Nano S・TREZOR)の購入を検討している方
に向けて、
▶管理人がハードウェアウォレットが必要だと痛感した体験
▶仮想通貨(ビットコイン)をハードウェアウォレットで保管するべき5つの理由
▶ハードウェアウォレットが高くて買えない人向けの2つの代替方法
について、コインチェックに100万円分の仮想通貨を預けていた管理人がまとめました。初心者の方に向けて分かりやすく説明をしています。
- 仮想通貨投資にハードウェアウォレットが必要だと痛感した管理人の体験
- 仮想通貨(ビットコイン)をハードウェアウォレットで保管するべき5つの理由(結論)
- ハードウェアウォレットの価格が高いという人にオススメな保管方法
- ハードウェアウォレット・ペーパーウォレットの設定が難しいという人にオススメな保管方法
- 仮想通貨(ビットコイン)をハードウェアウォレットで保管するべき5つの理由(まとめ)
仮想通貨投資にハードウェアウォレットが必要だと痛感した管理人の体験
コインチェックのNEMハッキング事件当日
きっかけは、コインチェックのNEMハッキング事件ですね。1月26日に朝目が覚めると、布団の中でいつものようにTwitterをチェックして仮想通貨の情報を読んでいました。タイムラインを読んでいると、”コインチェックでNEMのハッキング事件が起こった!コインチェックは倒産の危機?”というニュース関連で情報が埋め尽くされていて焦りました…
一気に目を覚ました私は、すぐにコインチェックに預けてあった100万円分のXRPをGMOコインに送金の手続きをしました。いつもなら、数分で終わる作業が、数時間経っても手続きが終わらなかったです。「やべぇー…」とココロの中で何度もつぶやいていて、
ツイッターや色んなニュースを眺めて、「あっ、もうこれは、仮想通貨100万円分は諦めるしかないな、戻ってくればラッキーくらいに思っておこう」と本気で落胆しましたね。今まで生きてきた中で想定外の出来事が起こってしまったので、本気で「もっと綿密にリスク対策をしておくべきだった」と反省しましたね。
実は、bitbankとGMOコインに3分の1ずつトータルで300万円分を預けていましたが、3分の1を失うとなると、やっぱりキツいなと考えましたね。また、ハードウェアウォレットもすでに注文をしていたのですが未着だったので、「もっと早くついていれば…」と反省してもしきれなかったですね。
このときの出来事は、次のページに生々しい詳細を記載していますので、コインチェックのハッキング事件後に仮想通貨を始める方は一度目を通しておいた方が良いです。
衝撃的だった与沢翼さんのツイート
そうして、私も含めてフォローしている人たちが意気消沈している状況で、与沢翼さんの次のツイートが衝撃的でしたね。
ついに待ちわびた日がきたか。
天は我らにチャンスを与えるようだ。— 与沢 翼 (@tsubasa_yozawa) 2018年1月26日
全てハードに戻してある。 https://t.co/veK5GvsJL0
— 与沢 翼 (@tsubasa_yozawa) 2018年1月26日
もっと下がるかと思ったけど、意外に底堅く、上に戻っていく可能性が強めに出てきたね。さぁ、どうなるー。どっちでもいい。笑
— 与沢 翼 (@tsubasa_yozawa) 2018年1月26日
別に「与沢さん、ムカつく空気読めよ!」という感情は特にありませんでしたが、やっぱり、リスク管理をしている人がチャンスを掴むことができて、精神的にも安定して投資ができるのだと勉強になりましたね。あとは、物凄く悔しかったでしたし反省もしました。 やっぱり勝つ人はリスク管理を抜かり無くしているんですよね。
仮想通貨(ビットコイン)をハードウェアウォレットで保管するべき5つの理由(結論)
それでは前置きが長くなりましたが、コインチェックのハッキング事件の経験からハードウェアウォレットで仮想通貨を保管した方が良い理由は次の5つです。
- 仮想通貨取引所の倒産による被害を避けられる
- 被害に遭ったときのニュースで精神的に消耗する
- 日々の仮想通貨取引所のニュースを追わなくて済む
- 仮想通貨取引所に預けるのはリスクがある(補償がない)
- 長期保有がしやすいため
コインチェックの被害に遭ったときの状況を含めて、それぞれ詳しく説明をしていきます。
仮想通貨取引所の倒産による被害を避けられる(超重要)
過去に、大きな取引所のハッキング事件で代表的なものは、
- マウント・ゴックス事件
- コインチェックのNEMハッキング事件
がありました。
取引所が倒産をすると、預けていた仮想通貨は戻ってこないと考えておいたほうがいいです。マウント・ゴックス事件については2018年3月に顧客に対し賠償金を支払ったとありますが、2010年の事件からすでに8年が経過していますからね。その間の機会損失は膨大なものになりますよね。怖いですよね〜。
当たり前ですが、ハードウェアウォレットに保管をしておくことで、取引所が倒産したときにも関係なく資産を保管しておくことができますよね。これが1番大事です!
被害に遭ったときのニュースで精神的に消耗する
コインチェックの事件に遭って気づいたのですが、被害に遭ったときは日々のニュースで精神的にガチで消耗します。切り替えが大事だとは言いますが、被害に遭うと憂鬱な気分になっちゃいますよね。特に、
- インフルエンサーがコインチェックは現金がなく倒産をするというツイート
- 2chに書かれた和田社長が計画倒産をするという悪意のあるデマ
- フォローしている人の「もう仮想通貨終わりだ…」というがっかりしたツイート
など、タイムラインに流れてくるんですよ。キツいですよー。毎日眺めていると。繰り返しますが、「お金が戻らない」という不安の中で読むツイートは、 “つらい” んですよね。
仮想通貨に将来の夢を託していた人がたくさんいて、その夢を打ち砕くような出来事なわけで。大金を預けていた人の中には、ガチで仕事に集中できずに毎日を憂鬱に過ごしてた人も中にはいたと思います。
結局、コインチェックは倒産をせずに仮想通貨は戻ってきましたが、この事件が起きたことによる精神的な損失・機会損失は計り知れないものになります。
*ちなみに余談ですが、管理人はピンチを活かして逆にどうしたらプラスにできるかを考えて行動をしました。良い結果を残せましたが、これは、本気でキングダムのおかげですね。キングダムは大事です笑
仮想通貨取引所のニュースを追わなくて済む
2018年に入っても、仮想通貨取引所のニュースはたくさんありました。
- 仮想通貨取引所の金融庁による行政処分
- 山本一郎さんのbitFlyerはあぶないという発言
- コインチェックの匿名通貨取引廃止問題
- Zaif(ザイフ)の減資問題
- Zaif(ザイフ)のBCHハードウォークによる重複入金問題
こういった取引所のニュースが流れると、他の取引所に焦って送金をして、確認ミスでGOXをしてしまうことも起こりますよね。
ハードウェアウォレットに置いておくことで、こういったニュースにも一喜一憂しないで毎日を過ごすことができます。
仮想通貨取引所に預けるのはリスクがある(倒産補償・盗難補償がない)
また、仮想通貨取引所に仮想通貨(ビットコイン)を預けても、ログインIDとパスワードをハッキングされて不正送金をされても、現状では補償はない状態です。
銀行・株式の場合は、ペイオフ制度といった法律で定められた補償制度がありますが、仮想通貨にいたってはまだ法律が整備されていません。つまり、「自分の身は自分で守れ」という自己責任の世界です。バックパッカーのイメージに近いです。
長期保有がしやすいため
最後の5つ目は、単純に長期保有がしやすいんですよね。ハードウェアウォレットに接続をして、送金をして、そこから売買をするというのは手間がかかりますよね。
そのため、長期保有をしようと決めている方は、ハードウェアウォレットを閉まっておくと日々の生活の中でニュースに左右されずに長期保有することができるようになります。
与沢さんもハードウェアウォレットを金庫に閉まっておきましたからね。
ハードウェアウォレットの価格が高いという人にオススメな保管方法
「ハードウェアウォレットは使ったほうがいいですよ!」という理由を説明してきましたが、”やっぱりハードウェアウォレット(Ledger Nano S)は高額(15,800円)で高くて買いにくい!“
という方も中にはいらっしゃると思います。そういった方にむけて、代わりの保管方法を2つ紹介したいと思います。
ペーパーウォレットでの保管
まずは、ハードウェアウォレットと同じくコールドウォレット(ネットワークから切り離された安全なもの)で保管できるペーパーウォレットがあります。
簡単に説明をすると、ペーパーウォレットは、インターネット上で作った仮想通貨のウォレットにアクセスするための情報を、USBメモリまたは印刷をした紙で保管をして管理をすることができます。
メリットとデメリットを説明をすると
メリット
- 費用がかからない(*XRPはハードウェアウォレットと同じ20XRPが必要)
- コールドウォレットで安全に保管できる
デメリット
- 紛失をして復元できないリスク ★重要
- 盗難リスク
- 火事で紛失をするリスク
があります。
ペーパーウォレットのリスクへの対応
ペーパーウォレットのリスクへの対応は
- 印刷をすること
- USBメモリを別途保管をすること
で対応ができますが、大きな違いは復元できるかどうかになります。ハードウェアウォレットはシードと呼ばれる復元用の単語シートがありますが、ペーパーウォレットにはその仕組みがありません。
大金を預ける人はハードウェアウォレットの方がいいと思いますが少額であればペーパーウォレットでも大丈夫です。
仮想通貨のペーパーウォレットの作成方法
ペーパーウォレットの作成方法は、次のページにまとめていますので参考にしてみてください。
BTC:bitaddress.org
XRP:Ripple Paper Wallet Generator
ETH:MyEatherWallet
NEO:NEO Tracker
ハードウェアウォレット・ペーパーウォレットの設定が難しいという人にオススメな保管方法
ハードウェアウォレット・ペーパーウォレットの設定は普段PCを使わない人にとっては難しかったり、不安に思う人がいると思います。
そういった方にオススメの保管方法は、可能な限り国内の取引所に多く開設をして分散保管をすることです。国内の代表的な取引所に登録をして保管をしておくだけでも大きくリスクが減りますのでオススメです。
管理人は、Ledger Nano Sの操作ミスに備えて、以下の取引所に分散して保管をしています。1、2箇所しか登録をしていない人はこの機会に口座登録をして将来に備えることを強くオススメします。自分のお金は自分で守るしかないですよ。
- bitbank
- QUOINEX
- GMOコイン
- DMM Bitcoin
- bitFlyer(*新規口座受付停止中)
- Zaif(*新規口座受付停止中)
仮想通貨(ビットコイン)をハードウェアウォレットで保管するべき5つの理由(まとめ)
ハードウェアウォレットで仮想通貨を保管した方が良い理由をおさらいすると、次の5つがポイントになります。
- 仮想通貨取引所の倒産による被害を避けられる
- 被害に遭ったときのニュースで精神的に消耗する
- 日々の仮想通貨取引所のニュースを追わなくて済む
- 仮想通貨取引所に預けるのはリスクがある(補償がない)
- 長期保有がしやすいため
また、ハードウェアウォレットの購入が難しい方は
- ペーパーウォレットに保管
- 国内の取引所で分散保管をする
という対応ができます。1箇所の取引所しか使えない人は、この機会に仮想通貨のリスク管理をすることをオススメします!
*あわせてよみたい
管理人がLedger Nano Sを公式サイトで購入した流れを記載
管理人がLedger Nano Sの初期設定からXRPの送金までの流れを記載