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*****超重要:2018/10/2 最新情報更新******
2018年9月20日・21日に発表があった仮想通貨(日本円70億円相当)のハッキング事件について時系列と一緒に最新の情報をまとめています。
【超重要】
ハッキング事件のプレスリリース発表後に日本円の出金を9/20の早朝に行いました。不安な気持ちがありましたが、9/21に無事銀行への着金が完了しました。倒産のリスクはほぼないということです。出金をする人は焦らずに作業しましょう!
Zaif公式のプレスリリースはコチラ
▶2018年9月21日にハッキング事件に関する進捗状況について *2018/10/1更新
仮想通貨の流出事件における現在の状況について
このたび当社にて発生いたしました仮想通貨の流出事件におきまして、
当社対応の進捗状況を公表いたします。https://t.co/36BFMF52KY— Zaif – 暗号通貨取引所 (@zaifdotjp) 2018年10月1日
▶2018年9月20日に発表されたプレスリリースに関するツイート
【重要】現在発生している仮想通貨の入出金停止に関する経緯と今後の対応について、当社のプレスリリースより詳細をご報告しておりますので、ご一読をお願いいたします。https://t.co/Foy9Me6K0v
— Zaif – 暗号通貨取引所 (@zaifdotjp) 2018年9月20日
今回のハッキング事件を受けて、仮想通貨をこれから始めようとしている方にZaifの利用はお勧めできません。オススメは、仮想通貨の投資はセキュリティと手数料からbitbank一択です!
*bitbankの仮想通貨取引量は国内No.1(*2018年9月21日 CoinMarketCap調べ)
また、これを機会にハードウェアウォレット Ledger Nano S (*) による仮想通貨の管理も徹底しておきたいです。
Zaif(ザイフ)のハッキング被害・仮想通貨の入出金停止について(結論)
顧客資産への影響について
結論から先に説明をすると、今回のハッキング事件によりテックビューロ社の倒産はありませんと発表があるので、顧客資産についてはまだ完全補償をするという発表はありません。
しかし、50億円の財源確保のためにJASDAQ上場企業の株式会社フィスコがテックビューロ社の株式の過半数を取得することになっています。ですので、実質的にフィスコがテックビューロ社の親会社となり今後Zaifは運用されていくと考えて大丈夫です。
日本円の入出金・仮想通貨の入出金について
現状、9月20日のプレスリリースによると、日本円の入出金・仮想通貨の入出金について、今後の状況についての発表はありません。管理人の予想では、コインチェック(coincheck)と同様に業務停止となる恐れがあります。日本円を預けている人は年のために出金手続きをしておくことをオススメします。
管理人は、日本円が数万円Zaifの取引所にあったので、プレスリリースの発表を見てすぐに日本円の出金を行いました。NEMについては、BINANCEに一旦送付する予定ですね。
Zaif(ザイフ)のハッキング被害・仮想通貨の入出金停止の概要
ハッキングの被害額
プレスリリースによると、ハッキングの被害総額は日本円で70億円相当。(前日発表の67億円から増えている)
今回問題となった仮想通貨はホットウォレットで管理をしていた、BTC、BCH、MONAが対象で内訳は次の通りです。
- ①Zaifで起きた損失総額:約70億円
- ②顧客資産の損失総額:約45億円
- ③Zaifの損失総額:約25億円
*詳細な数字は9/21に発表。9/20のプレスリリースでは2次被害を防ぐためにサーバーを停止しているため不明であった。
以下、詳細。
①Zaifに生じた損失総額
・BTC 5,966.1 (円換算:4,251,234,047)
・MONA 6,236,810.1 (円換算:671,704,448)
・BCH 42,327.1 (円換算:2,107,677,945)
②お客様の資産に与える影響
消失した約70億円相当の仮想通貨のうち、お客様の預かり資産に相当する仮想通貨は約45億(4,587,099,227円)になり、内訳は下記の通りです。
・BTC 2,723.4 (円換算:1,940,662,281)
・MONA 5,911,859.3 (円換算:636,707,257)
・BCH 40,360.0 (円換算:2,009,729,689)
ハッキング被害・仮想通貨入出金停止の時系列について
次に、ハッキングの問題となった被害と仮想通貨入出金停止を時系列で説明をしていきます。
①2018年9月14日17時頃から19時頃:不正アクセス発生
- 今回の問題となった入出金用ホットウォレットへの不正アクセスが発生
②2018年9月17日:Zaif公式ツイッターでサーバー障害による入出金不可の発表
- Zaif公式ツイッターでサーバー障害による入出金不可と発表(初)
現在、BTCとMONAの入出金がサーバ障害により、停止しております。復旧に向け調査中です。入出金をお控えいただけますようよろしくお願いいたします。ご迷惑をお掛けして申し訳ございません。
— Zaif – 暗号通貨取引所 (@zaifdotjp) 2018年9月17日
【続報】現在、BTCとMONAに加え、BCHの入出金がサーバ障害により停止しております。復旧に向け調査中です。入出金をお控えいただけますようよろしくお願いいたします。
またZaifPaymentによる決済も停止しております。ご迷惑をお掛けして申し訳ございません。— Zaif – 暗号通貨取引所 (@zaifdotjp) 2018年9月17日
③2018年9月18日:復旧まで1〜2日かかると事実と異なる発表
- 復旧まで残り1〜2営業日かかるとハッキングの事実と異なる嘘の発表か?
⇒9/21のプレスによると、流出の判明が次のツイート段階で分かっていなかったために誤った広報をしていたという謝罪のコメントあり。
去る9月18日(火)午前に、当社よりお客様資産の安全を確認した旨を発出いたしましたが、流出の判明が同日午後であったため、当時の調査の初期段階では被害の確認ができておりませんでした。結果として誤った広報となっておりましたことに対し、謹んでお詫びを申し上げます。
【仮想通貨入出金障害の続報】
現在BTC,MONA,BCHの入出金を一時停止しております。引き続き障害対応中ですが、お客様の資産の安全を確認いたしましたことをご報告いたします。復旧については1~2営業日中に完了する予定です。ご迷惑をおかけしておりますことをお詫び申し上げます。— Zaif – 暗号通貨取引所 (@zaifdotjp) 2018年9月18日
- 続けて次のカウンターパーティートークンについても入出金が停止していると発表
→ZAIF/XCP/BCY/SJCX/FSCC/PEPECASH/CICC/NCXC
【仮想通貨入出金障害の続報】
Zaifで取り扱っている、以下のカウンターパーティトークンについても同様に出金が停止しております。
ZAIF/XCP/BCY/SJCX/FSCC/PEPECASH/CICC/NCXC
お客様にはご迷惑をおかけしますことを深くお詫び申し上げます。— Zaif – 暗号通貨取引所 (@zaifdotjp) 2018年9月18日
④2018年9月20日:ハッキング被害のプレスリリースの発表
- 2018年9月20日にプレスリリースによりハッキング被害に遭ったことが判明
【重要】現在発生している仮想通貨の入出金停止に関する経緯と今後の対応について、当社のプレスリリースより詳細をご報告しておりますので、ご一読をお願いいたします。https://t.co/Foy9Me6K0v
— Zaif – 暗号通貨取引所 (@zaifdotjp) 2018年9月19日
⑤2018年9月28日:新規口座受付の一時停止の発表
【新規口座受付の一時停止のお知らせ】
本日9月28日(金)21時をもって新規の会員登録の受付を一時中止することに決定致しました。詳細については以下のプレスリリースにてお伝えしております。https://t.co/LQbYKC77fF— Zaif – 暗号通貨取引所 (@zaifdotjp) 2018年9月28日
⑥2018年10月1日:顧客資産の補償についてフィスコと協議中
仮想通貨の流出事件における現在の状況について
このたび当社にて発生いたしました仮想通貨の流出事件におきまして、
当社対応の進捗状況を公表いたします。https://t.co/36BFMF52KY— Zaif – 暗号通貨取引所 (@zaifdotjp) 2018年10月1日
という流れです。
上の時系列は随時更新をしていきます。気になる点は1つ。9月18日に復旧まで1〜2日かかると事実とは異なる嘘の発表をしていること。公式が嘘の発表をしていいのかと憤りを感じますね。百歩譲って仮に間違えていたとしても、プレスリリースの段階で謝っていて欲しかった。
*追記:2018/9/21のプレスリリースで、流出の判明が次のツイート段階で分かっていなかったために誤った広報をしていたという謝罪のコメントあり。
ハッキングによる被害額の補填と倒産の可能性について
今回の顧客資産のマイナス分が45億円。この被害額に対して株式会社フィスコ・株式会社カイカが50億円の資金を補填をするためテックビューロ社(Zaif)の倒産の可能性はほぼありません。
経営的な話になると、今回の事件により、JASDAQ上場の株式会社フィスコがテックビューロ社の株式過半数を取得をするためテックビューロ社はフィスコグループに入ることになります。また、経営陣は引責辞任をする可能性を示唆しています。
金融庁の立入検査について
‘–2018/9/20 PM4:00追記–‘
今回の事件を受けて金融庁がテックビューロ社へ立入検査を行います。
ポイントは次の2つです。
- 顧客資産45億円の補填が可能なのか?
- 過去3月、6月の金融庁からの業務改善命令があり、その時、テックビューロ社は各体制の改善計画書を提出した。今回、計画書が報告どおりに実施されていたかを調査。調査次第では、業務停止命令も起きる可能性あり。
COMSAトークンの今後について
今後のCOMSAトークンの事業については、今後の事業をどう進めていくかは協議中とのこと。
Zaif(ザイフ)のハッキング被害・仮想通貨の入出金停止による仮想通貨の価格の影響について
主要な仮想通貨のチャートをまとめました。
BTC(ビットコイン)
*BTCの値動きは激しい
BCH(ビットコインキャッシュ)
*BCHの値動きも激しい
MONA(モナコイン)
*MONAの値動きも激しい
XEM(ネム)
*NEMの値動きも激しい
Zaifトークン
*Zaifトークンの値動きも激しく下落傾向
COMSAトークン(XEM)
*COMSAトークンの値動きも激しく一番の下落傾向
XRP(リップル)
*XRPの値動きは限定的
という状況で、
- BTCは値動きが激しく、ハッキング後の価格がハッキング前の価格よりも高い
- Zaifに一番関連するZaifトークン・COMSAトークンは下げ傾向
ということが分かります。
今回のハッキング事件では、コインチェック事件ほど値動きが激しくありません。これは、ハッキング被害額とその被害に対する補填の目処がついているということがポイントだからだと思います。
Zaif(ザイフ)のハッキング被害・仮想通貨の入出金停止の今後について
今後については、まだ発表がありませんが、過去のコインチェックハッキング事件の経験から、今後次の事柄が起きる可能性があります。
- ハッキング被害額の算出
- 仮想通貨出金停止・日本円出金停止
- 金融庁によるZaifへの業務停止命令・方針発表
- 日本円出金対応
- 仮想通貨出金対応
管理人はコインチェック事件の反省からハードウェアウォレットに大部分の仮想通貨を保管していたので影響は少なかったです。また、こちらの情報については都度更新をしていきます。
繰り返しになりますが、今回の事件を受けて、仮想通貨をこれから始めようとしている方にZaifをメインで利用するのはお勧めしにくいです。オススメはセキュリティと手数料からBITPOINT一択です!
*bitbankの仮想通貨取引量は国内No.1(*2018年9月21日 CoinMarketCap調べ)
また、これを機会にハードウェアウォレット Ledger Nano S (*) による仮想通貨の管理も徹底しておきたいです。
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