【2018/7/4 PM 3:00追記】★NEW
こんにちは、ちびくじらです。
BINANCEは取引高世界1、2位を争う取引所で、その分ハッキングによる被害も多いです。
そこで、このページでは、BINANCEのハッキング事件の歴史
▶BINANCEのSYSCOINのパンプと7000BTCが抜かれた疑惑(2018/7/4)
▶BINANCEのログイン不具合(2018/4/4)
▶BINANCEのハッキングの被害内容(2018/3/8)
と
▶VIAの爆上げ
▶BINANCE資産の状況(管理人)
▶BINANCE社長の対応(結末)
について、BINANCEに口座をもっている管理人がわかりやすく説明をしていきたいと思います。
バイナンスの登録については、以下の記事を参考にしてみてください。
- BINANCE(バイナンス)のSYSCOIN暴騰と7000BTCハッキング疑惑
- BINANCE(バイナンス)のログイン不具合によるハッキング疑惑
- Binance(バイナンス)がハッキング被害を受けた流れ
- VIAの爆上げについて
- ハッキング被害後の口座の状況
- ハッキング被害後のビットコインのチャート
- Binance社長の対応(結末)
BINANCE(バイナンス)のSYSCOIN暴騰と7000BTCハッキング疑惑
【2018/7/4 追記】★NEW
SYSCOINが223万倍という急激に上昇をして、そのあとにBINANCEのホットウォレットから7000BTC(約50億円)が流出をしたという情報が出回り市場は回復傾向から一転暴落となりました。
*SYSコインのありえない価格上昇に関するツイート
We wonder that who bought #SYS #SysCoin for 96 #BTC on Binance 😳 #Bitcoin #Binance #CoinMarketCap #Pump pic.twitter.com/Hf1Rz7lrpC
— Bitcoin Shark! (@BitcoinShark1) 2018年7月3日
事件発覚後に、BINANCEは次の対応を行いました。
- システムをメンテナンスモードにして全てのユーザーの取引停止
- API Keyの再発行を実施して、既存のハッキングのbotの動作不可
- 不正取引のロールバック
- メンテナンスモードの解除
- 不正取引の影響を受けたユーザーは取引手数料無料(7/5〜14)
- その他のユーザーは70%の取引手数料の払い戻しあり(7/5〜14)
- 今後取引手数料の10%を基金(SAFC)に充当して顧客の資産保護に利用する
今回の事件が影響をして昨日は高騰していた相場が一転をして数%のマイナスとなりましたが、BINANCEの対応がよかったため、すぐに回復をしました。
*BINANCE社長の顧客資産は無事というツイート
Funds are safe. https://t.co/YKxVceCWua
— CZ (@cz_binance) 2018年7月4日
*7月4日 PM2:50頃の価格
BINANCE(バイナンス)のログイン不具合によるハッキング疑惑
【2018/4/4 追記】
一部顧客のログインの不具合でハッキングが疑われて、4/4は下げ相場になりました。せっかくマネックスグループがコインチェックの取引所買収で下げ相場が上向きかけたときだっただけに残念ですよね。
それでは、「4/4のBTCのチャート」と「BINANCEの公式Twitterのログイン不具合に関する発表」について情報を載せておきます。今は問題は解決されています。
▶ 公式のツイートではログイン問題が解決されたと説明しています。
Login issues now resolved. If you repeatedly attempted to log in previously, you may still experience some issues; please create a support ticket if this is the case.
Thank you for your understanding and support.
— Binance (@binance) 2018年4月4日
【2018/3/13 AM7:00追記】
結論を先に記入すると、問題は解決しています。
その後、Binance社長がツイートで、ハッカーの不正なトレードを無効にしたと言い、送金も再開しています。犯人は他の取引所で空売りをして利益を上げたと言われています。怒ったBinanceは犯人逮捕に向けて、懸賞金(2,700万円相当の仮想通貨)をかけました。
#Binance Hacker Bounty has just been announced.
Even though the hacking attempt against Binance on March 7th was not successful, it was clear it was a large-scale, organized effort. This needs to be addressed.https://t.co/KzeaRUqxK4
— binance (@binance_2017) 2018年3月11日
Binance(バイナンス)がハッキング被害を受けた流れ
まず、Twitterの口コミを確認してみましょう。
バイナンスのAPIでボット仕込んでた大口がハックされたとかで、狼狽ひどいっす。大量のアルト売り→VIA買上げ、売り逃げ。
そしてバイナンスがヤバい!逃げろ〜です…— ウィナー@仮想通貨 (@maarrchin) 2018年3月7日
バイナンスの件
二段階破られて、勝手にAPIキー作られたという情報あり。お気をつけを! pic.twitter.com/4Targy3YHW— 仮想通貨ガチ勢@XP推し (@XP_POS_fun) 2018年3月7日
ハッキングではないらしいです。
バイナンスにはハッキングされた形跡がなく、みんなが使っているBOTがハッキングされ、勝手にアルトコインを売り、VIAを買わされたという状況との報告がありました。
詳細はまだ分かりません。 pic.twitter.com/dAcqPXYVGb— ろあ (@loaa) 2018年3月7日
内容を確認をすると、以下の流れになります。
①バイナンスで大量の売買をしていたBOTがハッキングをされた
②ハッカーはそのBOTを悪用して、VIAを大量購入
③ハッカーはVIAを予め仕込んでおき、大量に売り抜ける
④ハッキングに気づいたBinanceは、ユーザーの送金を停止をする。
簡単に説明すると、Binance自体のハッキングはありません。ですが、個人がシステムトレードで利用していたシステムが乗っ取られて、VIAを大量に購入する注文が出されて、そのタイミングでハッカーが仕込んでおいたVIAを大量に売り抜けたという形です。ハッカーの給料は秒速1億円以上なのかもしれません笑
[*追記 3/8 PM 3:40]
詳細出てきましたね。Binanceのリスク管理システムで、出金停止措置をすぐにしていたそうで、犯人は引き出せなかったようですね。このBinanceのリスク対策は凄いです。
#Binance 詳細報告。VIA/BTC取引で異常検知、自動リスク管理システム発動、出金停止。ハッカーは1月からフィッシングサイトで垢を乗っ取りAPIキー作成。そして昨日VIA成行買い。事前にVIA預入してた31垢で高騰したVIAを売抜け。すぐに出金したが停止措置のため成功せず。垢凍結&VIA売却無効化&差押え https://t.co/3Kf0HvpuLw
— $lqfc (@liquidfunc) March 8, 2018
VIAの爆上げについて
ハッカーがやったことを具体的に説明すると、大口顧客のBOTを乗っ取って、VIAを大量に購入しているわけです。安値0.000225BTC(約220円)だったのが、高値0.025BTC(約2万5000円)の約100倍にまで高騰させています。おそらく、犯人は安値で大量に購入していました。そして、システムを乗っ取り、暴騰させて売り抜けるということをしたのだと思います。
次に、犯行時間について調べました。ちなみにこの出来事ですが、ほんの3分以内にやっているようです。いくらか稼いだんでしょうね?秒速1億円ですかね?エンジニアとしては、超凄腕なのかなと思います!エンジニアの端くれとしては、このハッカーに嫉妬してしまうくらい凄いなと思ってしまいます。
ハッキング被害後の口座の状況
次にハッキングの事件後から1時間たった管理人の口座になります。Binanceには大金を置かないようにしていたので、置いていた資産は、時価総額3500円程です。
その中で、注目していただきたいのが、2点ですね。
①画面上、仮想通貨はなくなっていないということ。
②今まで、「Withdraw(送金)」のボタンがすべて「Suspend(停止)」に変わっていました。
というわけで、ある意味、コインチェックと同じ似たような状況に陥っているわけです。
Binanceの社長のツイートによると顧客の資産は安全だということです。
All funds are safe. There were irregularities in trading activity, automatic alarms triggered. Some accounts may have been compromised by phishing from before. We are still investigating. All funds are safe.
— CZ (not giving crypto away) (@cz_binance) 2018年3月7日
【3/9 AM 8:20 追記】
ただ、今回の件、情報を入手していたアカウントによると、犯人は出金に失敗することを見越して、FXで空売り(ショート)を仕掛けていたようです。もしかすると、こちらが本命だったのかもしれませんよね。つまり、この出来事はハッカーに軍配が上がったということで、市場参加者全員が割を食う形になったのかもしれませんね。この犯人キングダムでいう李牧のような雰囲気を感じますね。
*参考
中国で出た情報なんだけど、ハッカーはバイナンス攻撃が失敗しても利益取れるように様々な取引所で事前に大量のショート注文を出していたらしい。バイナンスを攻撃することで利益が取れなくても別の取引所でショートして利益取れてると。マジならこりゃあっぱれ。
— 情報アカ (@jouhouakasanda) 2018年3月8日
ハッキング被害後のビットコインのチャート
そうして、事件後のビットコインのチャートでの価格は以下の通りで、一瞬にして約12%下落しています。ビットコインのFXをしていた人は、キッツいですよね。
▶事件前の高値:1149000円
▶事件後の安値:1013000円
Binance社長の対応(結末)
Binance has reversed all irregular trades. All deposit, trading and withdrawal are resumed. will write a more detailed account of what happened shortly. Interestingly, the hackers lost coins during this attempt. We will donate this to Binance Charity.
— CZ (not giving crypto away) (@cz_binance) 2018年3月7日
最後の結末ですが、Binanceの社長が不正な処理を元に戻す対応を行うことにしました。この間犯人が投入したコインは、バイナンスが実施しているチャリティーに寄付をします。という結末になりました。また、送金についても再開しています。何とか収拾がついてよかったですよね。
前日の3月7日は複数の仮想通貨業者を一斉に行政処分をするというニュースが出てきて1日も経たないうちに、Binanceのハッキングのニュースですからね。最近は良くないニュースが続いている状況で大変です。ずっと”悪いニュースのターン”なわけで、インセクター羽蛾は死んでしまいますよね(笑)
また、管理人はシステムトレードのBOTを作成を予定していますが、改めてセキュリティ関連を強化しないと取り返しのつかないことになるなと感じました。APIのキーを盗まれたら、お金がなくなる危険がありますからね。もうそろそろ、良いニュースが聞きたいこの頃です。
最後に、今回のニュースを受けて、実際、binanceには100万円分のXRPを預けていた時期がありましたので、改めて Ledger Nano S といったハードウェアウォレットで資産を管理することが大事だと思いました。ハードウェアウォレットの購入方法や設定方法については以下のページにまとめていますので、参考にしてみてください。
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爆上げしたVIAについて情報をまとめた記事