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*****超重要:Zaifハッキング事件最新情報******
2018年9月20日・21日に発表があった仮想通貨(日本円70億円相当)のハッキング事件について時系列と一緒に最新の情報とこれまでの事件についてまとめています。
また、今回の事件を受けて、仮想通貨をこれから始めようとしている方にZaifをメインで利用するのはお勧めしにくいです。オススメは、仮想通貨の投資はセキュリティと手数料からbitbank一択です!
これを機会にハードウェアウォレット Ledger Nano S (*) による仮想通貨の管理も徹底しておきたいです。
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こんにちは、元大手システム会社勤務ITエンジニアのちびくじらです。
Zaif(ザイフ)で2200兆円の購入ができてしまうというシステム障害がありましたね。読者の中には
・Zaifの障害の原因と対策が知りたい
・ジェイコム株大量ご発注事件と比較して対応はどうなの?
と疑問に思っている方も中にはいますよね。
そこで、このページでは、
▶Zaifの2200兆円の成り行き注文が成立した事象の説明
から、
▶Zaifが提示した原因と対策
▶ジェイコム株大量誤発注事件との比較
に至るまで、元エンジニアとして、ちびくじらの見解を伝えていきたいと思います。
*情報:Zaifの口座開設のスピードは1〜2週間と格段に早くなりました!市場が回復する前に準備をしておきたいです!
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*以下のページに、Zaifを運営するテックビューロ社の将来性(凄さ)と、こちらのトラブルを含めた情報を総まとめしています。あわせて確認してみてください。
Zaifのシステム障害の結論
まず、結論からお話すると、Zaifがシステム障害に気づき、成行注文を一時停止、数時間後システム対応が終わり修正対応をしました。
また、この件による金銭的な被害は負っていないが、剛力彩芽さんのCM直後であったために、市場の信頼を損なう事件であったと判断されています。
Zaifのシステム障害の事象について
事象について詳しく説明をしていきます。
まず、こちらのツイートを確認してください。
【速報】
20億BTC(時価約2154兆円)の売り板がZAIFに出現!!!!!!*BTCは最大発行枚数でも2100万BTCです。 pic.twitter.com/TCGWfnHeNp
— 灯篭 Blockchain かもしれない (@touroukawaii) February 16, 2018
この現象、初めて見る方は目を疑いますよね?ひと目でバグだとわかりますよね。これ、20億枚のBTC(時価2200億円相当)になるわけです。
ちなみに、BTCの発行枚数は2100万枚ですので、発行上限をはるかに超える枚数が発注されているわけです。
Zaif側のシステム障害の事象説明
以下、Zaifのニュースサイトより引用しました記事になります。
内容を、引用しますと、以下の通りです。
原因
- 「簡単売買」の価格計算システムに異常が生じ、webシステム側でゼロ円でも売買できてしまうという不具合が重なり、7名のお客様がゼロ円で仮想通貨を購入してしまった。
- 一部のお客様がゼロ円で購入した仮想通貨を取引所で売り注文に出されたため、取引板に異常な数値が表示された。
これに対して、対策は次のように述べています。
対策
- 当該システム不具合に対しては、不具合発生中から即時対応を開始し、修正を実施。以降、正常に稼働しております。
- ゼロ円で購入された売買については、システムの異常によるものですので訂正扱いといたしまして、お客様の残高データについても修正を行いました。
*参考
2月16日は剛力彩芽さんのCM発表
この、2月16日、実はZaifでは特大ニュースがありました。それが、剛力彩芽さんのCMなわけです。この当日は、Zaifの株式のようなZaifトークンと呼ばれるコインが2倍以上になっていますので、その日は特に忙しかったと想像できますよね。全社一丸となって、ユーザーを増やそうしていた矢先の出来事なわけです。足元を救われる出来事だと言われます。
Twitter上では、CMよりもシステムにお金をかけるべきでは?という厳しい意見も聞かれていますね。
盛大にやらかしたzaifが普通にCM打ってて笑う。
— うさみー/ふーか (@usamie_f) 2018年2月21日
【重要】2018年3月に金融庁からの業務改善命令を受け、CMを自粛しています。
管理人の見解
今回の件ですが、一歩間違えると、Zaifが倒産する危険性があったのだなと考えています。というのも、0円で成行注文で仕入れたBTCを他の取引所に送金をして換金をすることもできた可能性もあるわけです。
例えば、10BTC単位で、bitFlyerに送金をして換金をすることもできたかもしれません。また、たまたま誤発注で仕入れた人が全て売りに出すという行為をしなかった場合、この事象に気づかなかった危険性があるわけですよね。
そうすると、この誤発注したBTCは最悪回収不可能になってしまうこともあります。早く気がつくことができて、Zaifは不幸中の幸いだったのかなといったところです。似たようなケースで更に被害が甚大な障害のジェイコム株大量誤発注事件について紹介します。
ジェイコム株大量誤発注事件について
以下の事象(* Wikipediaより引用)があって、市場が混乱したという事件が起こりました。
2005年(平成17年)12月8日午前9時27分56秒、この日東証マザーズ市場に新規上場された総合人材サービス会社ジェイコム(当時。証券コード:2462)の株式(発行済み株式数14,500株)において、みずほ証券の男性担当者が「61万円1株売り」とすべき注文を「1円61万株売り」と誤ってコンピュータに入力した。
このとき、1円61万株を大量に購入した人が、2chで有名なトレーダーのBNF氏で、テレビではジェイコム男と呼ばれていましたね。私は当時大学生だったんですけど、羨ましいと思って見ていましたね。
これで、結局、みずほ証券は補償のために404億円を建て替えて、システムに不備があったとして東証を訴えて約107億円を回収しました。
ここの障害の事件は、管理人が購入した「なぜ、システムはダウンするのか」という本に詳細が載っているので、システム的な処理を詳しく知りたい方は読んでみてもいいかもしれません。
まとめ
先日のコインチェックの事件もそうですが、今回のZaifのシステム障害事件、戦争に例えると、戦場の中で、目の前を銃弾が飛び交う中で間一髪運良く当たらなかったみたいな幸運を感じましたね。一歩間違えると倒産ですからね。
Zaifオフィスで使用している、PCのデスクトップの背景には、ジェイコム事件の新聞のキャプチャーを貼って仕事をしてもらいたいものですね。こういうのを見ると改めて、SIerで働く金融エンジニアのみなさんの過酷さを思い浮かべますね。
また、Zaif(ザイフ)の口座を開設される予定の方は、以下の記事を参考にしてみてください。
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