どうも、サラリーマンちび太郎(*実際はフリーランス)です。
先日、東南アジア周遊17泊19日の日程の中に、現地の情報収集を目的として、JETRO(日本貿易振興機構)という海外進出する企業の支援を行っている政府機関を訪問してきた。
このページでは、JETROの海外ブリーフィングサービスを利用してみた感想と利用時の注意点について情報をまとめたので確認してほしい。
JETROの海外ブリーフィングサービスで得られる投資情報について
海外ブリーフィングサービスとは?
JETRO(日本貿易振興機構)が提供している無料のサービス。世界約70箇所の海外の事務所で、現地の経済事情やビジネス環境について、海外駐在員や専門アドバイザーから情報を提供してもらえるサービス(無料)
サービスのポイント
- 最新の現地情報を現地駐在員から直接ヒアリングができる
- 初めての土地への出張の際、現地の商習慣やリスク情報も聞ける
対象者
・海外出張の時、現地の一般経済概況を伺いたい
・海外での商談(投資)前に、現地商慣習を確認したい
・海外現地法人設立についての手続きを知りたい
・現地駐在員の生活環境を聞きたい
※ただし、観光での立ち寄りやビジネスに関係ない場合は対応不可
海外ブリーフィングサービスの利用経緯
もともと製造業の会社(零細企業)を運営している身内がいて、「今後、売上高が拡大したときに、日本の業者から購入している部品を、東南アジアで直接生産した方がいいんじゃないか?」という話になり、東南アジア周遊がてら、タイ(バンコク)とベトナム(ホーチミン)のJETROの海外ブリーフィングサービスを受けることにした。
海外ブリーフィングサービスの面談の流れ
- タイ(バンコク)
→現地駐在員の方から印刷したパワポ資料に沿って概要の説明。
最後の10分で投資アドバイザーの方に質問できた。
最後に工場建設投資の概要を確認ができた。 - ベトナム(ホーチミン)
→投資アドバイザーの方から統計資料に沿って概要の説明。
都度不明点は質問できた。
最後に工場建設投資の概要を確認ができた。
海外ブリーフィングサービスで学んだこと
タイ
- 人口構成が意外にも釣鐘型になっていて社会問題になってきている。
- GDPの成長率も3〜4%で成長している。
- 2023年ごろから人口が減少に転じてくる。ASEAN全体で40年早い。
- 産業ごとの格差が大きい。
→全人口の1/3が農業従事者だが、タイGDPの約10%を農業が占める。 - 海外に工場を建設する時の概要。
→レンタル工場の家賃 / 人件費 / 部品の調達方法など。
ベトナム
- GDPはフィリピンよりも下。
- 20〜24歳までの若者が人口に占める割合でトップ。
- ホーチミンの渋滞・地下鉄建設の概要。
- 南部と北部の格差が大きい。
- 海外に工場を建設する時の概要。
→レンタル工場の家賃 / 人件費 / 部品の調達方法 / 輸送ルートなど。
海外ブリーフィングサービスを利用する上で気をつけた方が良いこと
- 申し込みは海外事務所訪問の6週間前から出発の2週間前まで。
突然の訪問は失礼となるので、事前に申し込みをしておきたい。※管理人の場合は、このサービスを知らずに訪問したが、滞在日数を多めに設定していたため運良くアポイントを取ることができた。
- 事前にメールや、冒頭で確認したいことを箇条書きにして相手に知らせておくと面談はスムーズにすむかもしれない。
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まとめ
将来、海外で事業を検討している人は、JETROの海外ブリーフィングサービスを利用して現地の生の情報を手に入れることで、事業の投資戦略の助けになると思う。また、無料なので、うまく活用した方が良いだろう。